海外から建築資材の供給がストップしたらどうなる?
建築家はもっと古い家を再活用することに目を向けるべき
けれども、浜さんの家のような古民家も、いまではたいへん少なくなってきました。日本人のだれもが、都市へ都市へと雪崩を打って都市住民になりたがった結果、村では家に住む人がいなくなり、家を立ち腐れさせてしまったからです。つまり、過疎化の進行ととおびヒだもに、破屋が霧しく発生したときに、それをなんとか生かして使うというノウハウがまったく確立してこなかった。古いものは捨てて省みないという国民性がそうさせたのに違いないのです。思えばもったいないことをしました。
けれども、いままた、古い家の資材を求めている人々も増えてきている。私も、静かな人気のないところで、ぜひ古い家に住みたいという気持ちが強い。でも、実際は、どうやってそれを見つけ、どこへ行ってその古い家や部材を手に入れるのか、そういう流通や情報の発信受信がまだまだシステムとして十全には確立していません。そのいっぽうで、膨大な数の古家が、ただもう立ち腐れるに任されている、それを考えると、われわれ日本人はなんという無駄をしているのだろうと、切歯拒腕の思いに駆られます。
だから、古い家を、もっとシステマティックに再利用できるような制度や方法を構築していくべきだ、それがこの二十一世紀という時代なのではないかと思っています。もっとも、「田舎暮らしの本」などという雑誌もあるくらいですから、もちろん片隅では既に行っている人たちもいることはいます。しかし、まだ供給としては、本当にわずかなものです。実際には立ち腐れていく家のほうがはるかに多い。立ち腐れた家は、復元するのはなかなかむずかしいので、立ち腐れる前に、古いアンティークな部材として、再利用するためのシステムを、すぐにでも考えていく必要があると思います。
年度で考えたとき、9月は前期の末になります。学校や会社によっては転勤や入学、入社などが行われることがあるため、引越しが集中し、そのぶん引越し料金が高くなる傾向があります。
ちょっと特殊なところなんですが、同居している男3人での引越し相場というのはさすがにどのサイトでも細かく解説してくれているところはなく、これは一度業者に見てもらわなくちゃなーと後悔しました。
そして柱と柱の間は、簾のようなもので遮断されていただけですから、さぞ冬は寒かったでしょう。けれど、いまでも、冬の寒さなんて、温かい綿入れでも着て、布団の中でくるまっていれば、凌げないわけではない。
また当時、東北地方北部や、極寒の蝦夷地などには、寒さへの適応に長けた北方少数民族が住んでいただけで、いわゆる日本文化という意味では、皆、やはり比較的暖かいところを中心に暮らしていました。近畿地方や江戸、九州といった旧日本の文化圏は、暖房などなくても、凍え死ぬほどの寒さではなかったことも「夏をむね」とした背景にあります。方丈の家文学の世界をさらに探っていくと、『方丈記』にも行き当たります。この作品は建築学的に見ても大変おもしろい素材です。
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